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第1回 講演会を開催しました

『柿渋の生産と利用、その新しき魅力と技術開発』講演会のご報告
      ~ 柿渋に託す夢とロマンを語る ~ 
 ★全講演は「第1回講演会動画配信」でご覧になれます。★

柿渋・カキタンニン研究会が主体となり、平成27年3月10日(火曜日)に
柿渋・カキタンニンに関して一般市民の方々の理解を深めていただくことを
目的とした公開講座が京田辺市商工会館で開催されました。
  <会場の様子>            <受付>
 

雪が降る悪天候にもかかわらず、地元はもとより福島県、兵庫県、奈良県など
から70名を超える参加者があり、会議室は満席となり大変盛況でした。
 <司会:武田征士>              <開会挨拶:松尾友明氏
 

柿渋・カキタンニンの生産と利用を活性化するための情報交換を目指した内容
で、最初に、柿生産者のネットワーク作りおよび労働力の確保に関する1つの
モデルケースとして、「鹿背山柿ネットワーク」の今日までの歩みと現状を
武田 隆氏が説明されました。
 <武田 隆氏>


続いて、奈良農業研究開発センターから辻本誠幸主任主事が「柿栽培の省力化と
早期成園化技術の開発」というテーマで話題提供されました。
新しい柿の栽培技術
について詳細に説明され、生産者の方には興味深い情報が
満載であったと思われます。
  <辻本誠幸主任主事>


3人目の演者としては、地元で長く柿渋の製造・販売、柿渋染め綿布製品を
販売しておられる三桝嘉七商店の三桝武男氏が「柿渋の今昔」として、柿渋製造の
歴史から現在に至る変遷、現在の問題点、今後への展望について講演されました。
  <三桝武男氏>


最後には、鹿児島名誉教授である松尾友明氏が「柿渋タンニンの魅力」という演題で、
柿渋とカキタンニンとは何かという話から品質の向上と品質管理、それを踏まえた
柿渋製品の製造を行うことが重要であること、さらに今後の魅力的な可能性について
話されました。
  <
松尾友明氏>


4人の演者の講演後、総合討論や意見交換の時間が設けられおり、参加者の方々とも
十分に交流する機会が設けられていました。
 ★全講演は「第1回講演会動画配信」でご覧になれます。★
 

また、三桝商店および石井物産の実際の製品に触れるための製品展示もありました。
総合的に見て非常に有意義な、楽しい講演会であったと感じられ、次回の講演会が
待ち望まれる声が聞かれました。
 
 

日時  平成27年3月10日(火)13:00~16:00
会場  京田辺市商工会館 3F会議室
 (住所)京都府京田辺市田辺中央4丁目3-3
 (電話)0774-62-0093
 (最寄り駅)JR京田辺駅、近鉄・新田辺駅
■テーマ・講師
1.鹿背山柿ネット活動
  木津川市鹿背山・柿ネットワーク幹事   武田 隆
2.柿栽培の省力化と早期成園化技術の開発
  奈良県農業研究開発センター 主任主事  辻本誠幸
3.柿渋の今昔
  株式会社三桝嘉七商店 会長       三桝武男
4.柿渋タンニンの魅力
  鹿児島大学名誉教授           松尾友明
■司会
  京都府立大学大学院生命環境科学研究科 助教 武田征士
主催:柿渋・カキタンニン研究会 後援:京田辺市
チラシ
 ※「柿渋に託す夢とロマンを語る.pdf」をダウンロードください。 (印刷・配布可能)
お問合せ
 薬膳レストランあわさい
 京都府木津川市兜台6-6-4
 Tel:090(7480)6638 担当:イハラまで